Mozilla/Netscape 7 は、非常に細かい設定をユーザが自由に設定することができます。この設定は、ユーザプロファイル情報が格納されるディレクトリの中にある prefs.js というファイルに設定が保存されます。しかし、このファイルは Mozilla によって上書きされてしまいます。

しかし Mozilla は、起動時に prefs.js と同じディレクトリに user.js というファイルがある場合には、このファイルを読み込んで prefs.js に反映させてから起動します。Mozilla はこのファイルを読み出すだけで書き込んだりはしないため、個人設定は user.js に記述して置いておくと、設定の変更が容易に行えるようになります。

user.js は prefs.js と同様に単なるテキストファイルですので、Windows であればメモ帳でも編集が可能ですし、UNIX 環境であれば vi などでも編集が可能です。

設定できる項目が非常に多岐に渡るため、設定ダイアログからは十分に設定が行えないのですが、user.js を作成することで簡単に詳細な設定を行えます。

これらの設定を行うと、Mozilla で非常に快適にブラウジングできるようになります。ぜひ設定を行いましょう。

ただし、user.js をそのまま反映するのではなく、prefs.js へ設定がコピーされるという性質上、user.js から設定を削除しても prefs.js に設定が残っていて変更が反映されないという事になります。user.js の設定値を削除する場合には、必ず prefs.js からも削除するようにしてください。

この文書は、Mozilla 0.9.5+ (2001-10-15T15:00:00+09:00) をベースとし、その後の更新を少しずつ反映しています。特にマニアックな設定辺り。

user.js 生成は、一応正常に読み込まれるものを生成できるようにしてありますが、念の為に user.js や prefs.js のバックアップを取っておくことをお勧めします。

また、Ver.1 では設定項目が非常に多いです。簡単に設定を行うには Ver.2 を利用してください。

複数のサイト定義を行いたい場合には、複数回実行してから手でマージしてください。