あまり一般的ではない、かなり細かい設定を集めてみました。

user_pref("general.useragent.override", "Mozilla/5.0 (X11; U; FreeBSD IA-64; en-US; rv 1.0.0) Gecko/20020101");

HTTP 要求ヘッダに含めるユーザエージェント名を設定します。

上の例では Mozilla/5.0 (X11; U; FreeBSD IA-64; en-US; rv 1.0.0) Gecko/20020101 という値が渡されることになります (この例、かなりの部分に嘘が…… (^^;)

ユーザエージェント名には ASCII 文字だけが利用可能です。() の中はコメントとして扱われますが、ここには RFC2047 で定義されている MIME エンコーディングを施すことにより、任意の文字コードを利用できます。へっぽこ 2 では、入力されたコードを EUC-JP + Base64 で MIME エンコーディングを行っています。

user_pref("network.http.sendRefererHeader", 0);

HTTP 要求ヘッダに Referer フィールドを含めるかどうかを設定します。

0
全く送らなくなります。
1
リンクを辿った場合に送られます。
2
画像などを要求する場合にも送られます。

通常は 1 でいいかと思いますが、どうしても Referer を見られたくない人は 0 にすると良いでしょう。標準は 2 です。

user_pref("browser.turbo.enabled", true);

ターボモードを有効にします。標準では false になっています。標準が false である以上、正常動作は期待できないかも……。

設定すると、ほんの少しだけ軽く感じられるかもしれません。(^^;

user_pref("network.http.pipelining", true);

HTTP 通信をパイプライン処理します。false (標準) の場合にはパイプライン処理を行いません。

パイプライン処理を行うと通信は常に高速化されますが、相手側サイトが対応していない場合には利用できません。

user_pref("network.http.proxy.pipelining", true);

プロクシサーバ経由の HTTP 通信をパイプライン処理します。false (標準) の場合にはパイプライン処理を行いません。

パイプライン処理を行うと通信は常に高速化されますが、使用するプロクシサーバや相手側サイトが対応していない場合には利用できません。

user_pref("network.http.pipelining.firstrequest", false);

最初のリクエストからパイプライン処理を行います。false (標準) の場合には、最初の通信ではパイプライン処理を行いません。

標準では、最初のリクエストでパイプライン通信が可能かどうかを検証し、可能であればパイプライン通信を行いますので、標準では false で良いでしょう。

user_pref("network.http.pipelining.maxrequests", 4);

パイプライン処理用の最大リクエスト数を指定します。標準は 4 です。

user_pref("browser.tabs.opentabfor.middleclick", true);

ミドルクリックでリンクを開くときに新しいタブで開きます。

user_pref("browser.tabs.opentabfor.urlbar", true);

URL バーから文書を開くときに新しいタブで開きます。

user_pref("browser.tabs.opentabfor.bookmarks", true);

ブックマークから文書を開くときに新しいタブで開きます。2001/10/15 時点ではまだ実装されていません

user_pref("browser.tabs.opentabfor.personaltoolbar", true);

パーソナルツールバーから文書を開くときに新しいタブで開きます。2001/10/15 時点ではまだ実装されていません

user_pref("view_source.wrap_long_lines", true);

HTML ソース表示ウィンドウで長い行を折り返します。HTML ソース表示ウィンドウのメニューから選択もできます。

user_pref("network.http.max-connections", 24);

HTTP で行う通信の最大接続数を指定します。タブを激しく使う場合には少し増やすと良いかも知れませんが、0.9.4 から 0.9.5+ の間にタブ化を反映して 16 から 24 に増えていますので、通常は増やす必要はありません。

user_pref("network.http.max-connections-per-server", 8);

1 つのサーバに対して張るセッションの最大数です。通常は増やす必要はありません。

user_pref("network.http.max-persistent-connections-per-server", 2);

1 つのサーバに対して張る持続セッションの最大数です。通常は増やす必要はありません。

user_pref("network.http.max-persistent-connections-per-proxy", 4);

1 つのプロクシサーバに対して張る持続セッションの最大数です。通常は増やす必要はありません。

user_pref("network.http.request.max-start-delay", 10);

新しい接続が生成された時に、既に最大数のセッションが張られていた場合に待機する最大時間を指定します。単位は秒です。通常は変える必要はありません。

Netscape 独自機能であった blink 要素の機能を無効化します。ただし、同時に CSS での text-decoration: blink; も無効になります。

user_pref("nglayout.events.dispatchLeftClickOnly", true);

onclick イベントにディスパッチするマウスボタンを左マウスボタンだけにします。これにより、onclick イベントによる、いわゆる右クリック禁止を無効にでき、右マウスボタンを押下したときにコンテキストメニューが表示されるようになります。

user_pref("browser.chrome.site_icons", true);

/favicon.ico を要求し、見つかった場合にはタブや URL バーの左側にアイコンを表示します。

user_pref("browser.chrome.favicons", true);

ブックマークに追加した際に favicon.ico を要求し、見つかった場合にはブックマーク項目の左側にアイコンを表示します。2001/11/15 の段階では実装されていません。

user_pref("browser.display.force_inline_alttext", false);

強制的に alt 属性で指定されたテキストをインライン表示します。

uer_pref("layout.frames.force_resizability", false);

フレームを強制的にサイズ変更可能にします。